(受信料)
〝契約の無効〟を訴えるべく、直接NHKに電話してみました。
NHK〇〇(各都道府県)放送局営業部なるところ。
訪問員との戦いの続きです☟
結論をいいますと、完敗です。
契約の無効は出来ませんでした。
なぜ私が訴えを叶えることができなかったか。
実際のやり取りを交えて伝えたいと思います。
NHK職員の率直な感想
- 冷たく強気な態度①
- 人間味はない②
- 感情論は跳ね返す③
- 冷静で頭がいい③
- 本題に関係のないことは聞く耳持たない③
- 主導権を持たせない③
- 自分のペースに持ち込む③
受信料に関する電話対応の専門要員なのでしょう。非常に冷静かつ強気です。
その部署の最強の人を出してきたといった感じです。特にクレーマーへの対応をする人は決まっていると思います。
NHK職員(以後職員)はまず一番に今件の結論(契約は正当で覆らないということ※1)を言いきります。
そしてこちらの話に一切相槌を打ちません。
感情論はまともに受け止めず結論(※1)に結び付けるだけ。
こちらのペースに一切合わせることはしません。聞いてくれません。
とにかく素人が太刀打ちできそうな相手ではないということがわかりました。
すごく悔しいけれど負けたと思いました。
そもそも勝つ材料が非常に少なかったのです。
こちらの現状
- NHKを受信できるテレビがある
- 妻が契約書にサインをした
- 妻が地デジ受信機があることを証言した
サインをしてしまったらもうおしまいです。
それさえ阻止できていれば…時すでに遅し
こちらの訴え
- 世帯主の同意がないので契約無効
- 妻の体調不良中で判断力欠如していた
- NHK受信を目的とする受信機はない
- そもそもNHKは見ないので払う意思がない
大真面目に上記のことをを訴えて、ワンチャン契約無効になると思っていました。
しかし職員からしたら全て論破できることだったのでしょう。
未熟でした。悔しいです!
実際のやり取り(概要)
少し長くなりますが、実際電話でのやり取りをまとめてみました。
電話受付の女性に概要を話した後に、専門員から改めて電話がかかってきたときのものです。
通話時間は約20分です。
NHK職員:N
(N)
「今件は、地上デジタル放送を受信できる端末を設置しているということを聴取できているので、契約は正当なものになります。
契約を無効化することは決してできません。」
(私)
「妻が妊娠中で体を動かすのがやっとの状態で、精神的な不和もある中、訪問員から契約を迫られてしまった。
家庭内の金銭的権限のないものに契約を迫り、明らかに判断力欠如があるであろう時に契約している。契約を無効にしてもらいたい。」
(N)
「世帯主でなくても契約締結をすることができます。受信機がある事実があれば、それが配偶者であっても契約が可能だという規定があります。個々の家庭の事情は考慮できません。」
(私)
「 それがもし高齢の祖父母でもですか。心身耗弱な妻であってもですか。NHKは家庭の事情は考慮しないのですね。」
(N)
「今回のケースとは離れるので答えられません。あくまで奥さまでも契約締結は正当だと先ほど申し上げた通りです。
それに受信機があると伺っているので契約はしなければいけませんから。」
(私)
「妻が契約書にサインしてしまっている事実があるので、契約は正当なものという主張はわかりました。
私の家にはNHKの受信を目的としない受信設備しかありません。そもそも契約をする対象物がありませんよ。」
(N)
「受信を目的としなくても地デジを受信できる設備があれば契約の義務があります。放送法64条に明記されています。
地上デジタルテレビやワンセグ・フルセグが見れるカーナビも対象です。」
(私)
「放送法64条第1項のただし書きで〝放送の受信を目的としない受信設備…を設置した者についてはこの限りではない〟という記述があるが、それを主張します。」
(N)
「それは例えばパソコンの映像を写すだけのモニターなどがそれにあたります。テレビをパソコンのモニターにしていても放送を受信できるものとして扱います。」
(私)
「うちにあるのはそのパソコンのモニターですよ。テレビはありません。」
(ワンチャン嘘が通ればいいと思ったが…)
(N)
「奥様から地デジテレビがあることは聴取できています。話が二転三転していますよ。今後虚偽の話をするようであれば電話は切らせていただきます。」
(私)
「契約が覆らないのはわかりました。
しかしやり方が気持ちのいいものではありません。
私の要望は契約に関して今後一切妻と話を進めることはしないでくれということ。妻との接触はしないでくれということを訪問員の会社に正式に要望している。
そのことはNHKには情報として届いていますか。」
(N)
「概要はうかがっていますが、受信機がある以上、奥さんであっても契約のお願いをするしかありません。
言いたいことはわかります。私も妻がいて、妻が勝手に新聞などを契約してしまったらいい気分ではありません。
しかし今回のケースは支払いの義務が生じるものなので契約はしなければいけません。」
(私)
「私はNHKは見ません、見てもいないのに年間1万3千円くらい支払うのは嫌です。
また以前のようにテレビを売却・譲渡したという証明を作って出せばいいですね。その時自宅を確認したりしないですよね。」
(N)
「正直に申し上げてくれてありがとうございます。今後NHKも魅力のある番組制作を心がけますのでご覧になってみてください。
証明書をだされても虚偽の報告ではないように自宅を見させていただく場合があります。」
(私)
「自宅に上がることは絶対にしてほしくありません。
確認に来るのは委託会社ですか、NHK職員ですか。
必ず解約手続きをしますのでその時はこの窓口でいいですね。
あとアンテナは取り外さないでもいいですよね。」
(N)
「目視で確認できない場合、契約解除に値する状態と評価できないので解約できない場合があります。
確認に向かうものは基本的に職員です。
解約をするのならアンテナは必要がないので取り外すしてもいいですよね。アンテナがある場合は再度訪問員がうかがう対象になります。」
「正直に申し上げていただいてありがとうございます。お子様が生まれるということで、NHKはお子様向けの番組制作に力を入れているので見て楽しんでいただきたいと思います。」
これ以上あらがっても勝算はなさそうなので、電話を終わらせる。
結論
残念ながら契約は成立して、受信料支払いの義務が課せられました。
不払いを続けたとしても、民事訴訟を起こされたら負けてしまいます。
一度契約書にサインしてしまったら、こちらがどう主張しようと契約は破棄できないということです。このケースは勝算が少なかったと思いますが、私の甘かった部分も多々ありました。
もし受信料を払いたくないなければ、決して契約をしないことが一番です。
契約さえしなければ、受信料の支払い義務が生じません。
NHKの受信料一件に納得いっていない人は契約自体をしないでください。
そのためには訪問員とずっと戦っていく覚悟を決めてください。戦いは終わりません。何度も何度も訪問してきます。
そして家族も供に戦う意思を統一しておきましょう。
今回のケースは、妻は受信料を払ってこの戦いを早く終わらせたいと思っていたことが敗因のひとつでした。
もし奥さんや家族が同じ意思であれば、訪問員の撃退はとてもかんたんです。
「受信機はありません」
「帰ってください」
それですみます。帰ってくださいと言っても家の敷地内に居座ったり脅しをかけるようであれば「不退去罪」や「脅迫罪」などで立件できますね。
一度、NHK職員に負けてしまったが、ここであきらめるわけにはいきません。
今後していきたいことは
- 口座支払いにせず払い込み用紙のまま
- 受信料は払わない
- 解約の手段を探る
- SNSで発信する
ながながとご覧いただきありがとうございます。